ツルマメ

分類体系マメ科 ダイズ属
原産地本州、四国、九州、沖縄の各地、朝鮮半島、中国、ロシアのウスリー川沿岸やアムール川沿岸地域
開花時期7 - 9月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
つるとなる茎は細長く、長さは1 - 4 mまで伸びて。
つるは右から左巻きに他の木や草によく絡みつく。
近縁種の中では太めで強いつるとなり、全体に細い茶褐色の逆毛が密生する。

葉は互生で、長い柄を持った3枚の小葉からなる複葉で、各小葉は披針状
(ひしんじょう)の長卵形、長楕円形、披針形などが見られる。
葉の縁はなめらかで、大きさは長さ3.5 - 6.0 cm、幅1.5 - 2.5 cmほどあり、
葉の表面と裏面ともに毛がある。
小葉の基部には小托葉があり、狭披針形で黄色く柔らかい毛がある。

花期は夏から秋で、葉腋(ようえき)から房状花序を出して、
長さ6mm前後の蝶形をした赤紫色の花が3 - 4個つき、まれに白い花もある。
萼(がく)はツリガネ形で5裂し、黄褐色の細かい毛が密生する。
花は2枚の花弁と、それより小さい2枚の淡紫色の花弁からなる。
花弁のうち旗弁の中央部分は凹んだ形状をしている。
雄しべは10本で、下側の9本が下部で癒着して一体となる。

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