釣鐘人参[つりがねにんじん]

分類体系キキョウ科 ツリガネニンジン属
原産地
開花時期8月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
秋頃、山野に咲く。                          
風に揺られると今にも鳴り出しそう。          
花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が人参(にんじん)の形に
似ていることから        「釣鐘人参」。                              
ここでいう人参とは野菜の人参ではなく、薬草で名高い「朝鮮人参」のこと。
「朝鮮人参」は高価なものだが、江戸時代にはさらに高価な薬だった。
それまでは「朝鮮人参」自体は輸入されずに、
それを乾燥または蒸した根が輸入されただけだったので、
その根の形をたよりに日本産の「人参」を探す試みが繰り返された。
そのときの名残が今も「釣鐘人参」「蔓(つる)人参」「岩人参」
などの和名として残っている。

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