オオゴチョウ

分類体系マメ科ジャケツイバラ属
原産地西インド諸島
開花時期6月から10月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
日本にも蛇結茨(ジャケツイバラ)などが分布し、属名の和名をジャケツイバラ属という。
カリブ海の小国バルバドスでは国花とされている。
また、沖縄では三段花(サンダンカ)、梯梧(デイゴ)とともに三大名花とされ、「県の花」に指定されている。
別名を黄胡蝶(オウゴチョウ)という。樹高は2メートルから3メートルである。
枝分かれは少なく、幹には鋭い棘がある。 葉は2回羽状複葉である。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が
構成されるもののことである。

それが、もう1回枝分かれをして1枚の葉となる。
合歓の木(ネムノキ) の葉に似て柔らかい感じがする。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると
円錐形になる)を出し、赤橙色の花をつける。
花径は4センチくらいで、花びらは縮れている。
雄しべと花柱(雌しべ)が長く突き出しており、蝶が舞うように見える。
それが名の由来でもある。
鮮黄色の花を咲かせるものもあり、黄花の大胡蝶(キバナノオオゴチョウ)と呼ばれる。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
実や根は染料とされる。

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