分類体系 | マメ科ジャケツイバラ属 |
原産地 | 西インド諸島 |
開花時期 | 6月から10月 頃 |
日本にも蛇結茨(ジャケツイバラ)などが分布し、属名の和名をジャケツイバラ属という。 カリブ海の小国バルバドスでは国花とされている。 また、沖縄では三段花(サンダンカ)、梯梧(デイゴ)とともに三大名花とされ、「県の花」に指定されている。 別名を黄胡蝶(オウゴチョウ)という。樹高は2メートルから3メートルである。 枝分かれは少なく、幹には鋭い棘がある。 葉は2回羽状複葉である。 羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が 構成されるもののことである。 それが、もう1回枝分かれをして1枚の葉となる。 合歓の木(ネムノキ) の葉に似て柔らかい感じがする。 枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると 円錐形になる)を出し、赤橙色の花をつける。 花径は4センチくらいで、花びらは縮れている。 雄しべと花柱(雌しべ)が長く突き出しており、蝶が舞うように見える。 それが名の由来でもある。 鮮黄色の花を咲かせるものもあり、黄花の大胡蝶(キバナノオオゴチョウ)と呼ばれる。 花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。 実や根は染料とされる。 |