ネムノキ

分類体系マメ科 ネムノキ属
原産地日本、中国、南アジアの暖地から熱帯
開花時期
* * * * * 特徴 * * * * *
葉は2回偶数羽状複葉。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く。
淡紅色のおしべが長く美しい。香りは桃のように甘い。果実は細長く扁平な豆果。
マメ科に属するが、マメ亜科に特徴的な蝶形花とは大きく異なり、花弁が目立たない。

陽樹であり、荒れ地に最初に侵入するパイオニア的樹木である。
河原や雑木林に生え、高さは10mにもなる[3]。芽吹くのは遅いが、
成長は他の木と比較すると迅速である。

ネムノキ属は主として熱帯に150種ほどが分布するが、
その中でネムノキは飛び抜けて耐寒性が強く高緯度まで分布する。
温帯で広く栽培され、一部で野生化している。

和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。
漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていること
から付けられたものである。

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