分類体系 | |
原産地 | |
開花時期 | 4月 頃 |
高さ15メートルほどの落葉高木。葉は長さ12cmほどの卵形で、縁に芒状の鋸歯がある。 葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を付ける。 8月下旬から11月頃にかけて、黄褐色または黄緑色でリンゴに似た直径10 - 18 センチメートル程度の球形の果実がなり、食用とされる。 果肉は白色で、甘く果汁が多い。 リンゴやカキと同様、尻の方が甘みが強く、一方で芯の部分は酸味が強いため あまり美味しくない。しゃりしゃりとした独特の食感がナシの特徴だが、 これは石細胞と呼ばれるものによる。 石細胞とは、ペントザンやリグニンという物質が果肉に蓄積することで細胞壁が 厚くなったものである。 これは洋なしにも含まれるのだが、和なしよりもその量が少ないために、 和なしと洋なしとで食感に大きな差が生じる。 |