マヤラン

分類体系ラン科 シュンラン属
原産地
開花時期
* * * * * 特徴 * * * * *
根茎は長く地中を這い分枝する。緑色の茎を10-30cm伸ばすが、緑葉はなく、茎の下部に鱗片葉が数個つく。
7-10月に茎頂に1個から数個の花をつける。
花はがく片、側花弁ともに長さ2cm、幅1cm弱、ともに白色。
がく片の中央部には赤い筋があり、側花弁は周辺部を除き赤い模様がある。

花茎は葉緑素をもつ。
この花茎の緑色は、受粉して果実が生長するにつれて濃くなる傾向がある。

レッドリストに絶滅危惧II類として記載されている。
減少の主要因は森林伐採・園芸採取である。
しかし菌類に寄生して生活する菌従属栄養植物であるため、株だけを採取したところで
栽培はできない。

ただし無菌的な種子発芽と無菌培養には成功しており、培養瓶内で種子の
発芽から開花にまで至っている。
同じ果実から得られた種子でも生育にかなりのばらつきがあるが、
早い個体は3年足らずで根茎を20cm以上伸ばし開花する。

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