分類体系 | ラン科 シュンラン属 |
原産地 | |
開花時期 | 頃 |
根茎は長く地中を這い分枝する。緑色の茎を10-30cm伸ばすが、緑葉はなく、茎の下部に鱗片葉が数個つく。 7-10月に茎頂に1個から数個の花をつける。 花はがく片、側花弁ともに長さ2cm、幅1cm弱、ともに白色。 がく片の中央部には赤い筋があり、側花弁は周辺部を除き赤い模様がある。 花茎は葉緑素をもつ。 この花茎の緑色は、受粉して果実が生長するにつれて濃くなる傾向がある。 レッドリストに絶滅危惧II類として記載されている。 減少の主要因は森林伐採・園芸採取である。 しかし菌類に寄生して生活する菌従属栄養植物であるため、株だけを採取したところで 栽培はできない。 ただし無菌的な種子発芽と無菌培養には成功しており、培養瓶内で種子の 発芽から開花にまで至っている。 同じ果実から得られた種子でも生育にかなりのばらつきがあるが、 早い個体は3年足らずで根茎を20cm以上伸ばし開花する。 |