分類体系 | ミカン科ミカン属の常緑低木 |
原産地 | ヒマラヤ東部 |
開花時期 | 月下旬から月上旬 頃 |
レモンは寒さに弱いため、栽培適地は冬暖かく、夏に乾燥する地域が適しており、 このため世界の大産地にはイタリアやスペイン、南カリフォルニアなど冬季温暖・ 夏季乾燥の地中海性気候のところが多い。 日本での栽培地はウンシュウミカンなどの柑橘類の栽培地と同じく西日本の 暖地であるが、なかでも特に上記条件にあてはまる瀬戸内海地方で栽培される ことが多い。 耐寒性は-2〜-4℃までであり、それを下回ると枯死することもあるため、 風の強い地域や霜の降りる地域では寒さ対策が必要となる。 トゲの多い品種ではトゲで実に傷がつきやすくなり、かいよう病の原因となり 易いので風の少ないところで栽培するか長いトゲを切ってしまう必要がある。 レモンの葉はやわらかいので虫がつきやすく、アゲハチョウなどの幼虫には、 レモンの葉を食性とする種がある。こうした食害もレモンの重大な脅威の一つである。 潮風に強いため、海岸沿いでの栽培も可能となっている。 レモンの木1本で100個から150個ほどの果実が採れる。 栽培される種類も比較的豊富である。 |