分類体系 | キク科ハルシャギク属 |
原産地 | 南北アメリカ |
開花時期 | 6〜9月 頃 |
糸葉波斯菊(イトバハルシャギク)は多年草である。 コレオプシス属は70種から80種くらいが分布する。 同属のコレオプシス・ティンクトリア(Coreopsis tinctoria)に 波斯菊(ハルシャギク)の和名があり、属名の和名もハルシャギク属という。 「波斯」はペルシャのことで、漢字では「春草菊」とも書く。 本種の原産地は北アメリカで、東部を中心に分布する。 草丈は30センチから40センチくらいである。 名前の通り葉は細く切れ込んで糸状に分裂し、輪になって生える(輪生)。 開花時期は6月から9月である。 茎の上部に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので 花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径5センチくらいの黄色い花 (頭花)をたくさんつける。 舌状花の色はピンクのものもある。 舌状花は8枚で、コスモスに似ている。 そのため、宿根コスモス(シュッコンコスモス)の名でも流通している。 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が 種子のように見えるもの)である。 |