分類体系 | キンポウゲ科サラシナショウマ属 |
原産地 | |
開花時期 | 頃 |
草丈20cmほどで、花時には花穂を立てて高さ60〜90cmほどになる多年草です。 半日陰になる林縁や疎林の林床に生育します。 初秋〜秋の初めに、長さ20〜30cmにも及ぶ細長い花穂をほぼ垂直に立て、 小さな花をびっしりとつけます。小さな花には花柄はなく、長さ1cm前後の 花柄がある後述する仲間のサラシナショウマとのよい区別点になります。 葉は、2〜3出(2から3回葉軸が枝分かれする)の 三出複葉(3枚の小葉に分かれている))で、小葉は長さ6cm前後の卵型ですが、 しばしば3浅裂〜中裂し、葉の縁には不揃いな鋭い鋸歯(葉の縁のギザギザ)があり、 葉先は鈍三角形状で、時に鋭三角形状です。 本州の特産種で、関東〜近畿にかけて分布します。 多摩丘陵では、2003年にある場所で確認して以降は確認できていませんでしたが、 2013年に横浜の唐澤氏からお知らせいただき、ある森で数個体の自生を 確認できました。自生地は少なく個体数も少ないので地域絶滅が危惧されます。 |