イヌビワ

分類体系クワ科イチジク属
原産地関東地方以西〜沖縄の暖地の山地や丘陵
開花時期4〜5月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
高さ3〜5mになる。樹皮は灰褐色。本年枝は無毛。葉は互生。
葉身は長さ8〜20cm、幅3〜8cmの卵状楕円形。
先は急にとがり、基部は円形またはハート形で、全縁。両面とも無毛。
葉柄は長さ2〜5cm、ほとんど無毛。托葉は長さ8〜12cmの狭披針形で先は尖る。
落ちやすい。雌雄別株。
花嚢は長さ8〜10mmの球形で、葉腋に1個ずつつく。
雄と雌の花嚢は同形。花嚢の内側には小さな花が多数つく。
雄花嚢には雄花と虫えい花が混在し、雌花嚢には雌花のみがある。
雄花には花被片が5個と雄しべが2個ある。
雌花には花被片5個と雌しべが1個あり、花柱は長い。
虫えい花の花柱は短く、柱頭は皿状。
花嚢の柄の上部には長さ約1mmの半円形の下部総苞葉が3個つく。
果嚢は直径約2cmの球形。10〜11月、黒紫色に熟す。
雌果嚢は食べられるが、雄果嚢はかたくて食べられない。そう果は直径約1.3mmの球形。

 冬芽は、長さ7〜12mmの円錐形で先はとがり、2〜4個の芽鱗におおわれる。
頂芽は側芽よりも大きい。葉痕は円形または腎臓形で、托葉痕が枝を1周する。

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