分類体系 | ラン科 エピデンドラム属 |
原産地 | 中南米 |
開花時期 | 頃 |
日本で一般的に流通しているエピデンドラムは、 そのなかでもリードステムエピデンドラムというタイプの交配種になります。 野生種は1〜数mにも伸びる細長い茎をもち、その頂部に半ボール状に小輪花を 多数つけます。このままでも花は美しいのですが、株が長く伸びすぎて商品価値がないため、 現在の交配種は茎を短く改良し、鉢物としても楽しめる大きさにされたものです。 もともとの色彩はオレンジ色が主流でしたが、品種改良が進むにつれ、 赤、黄色、ピンク、白などの色彩もふえ、現在では色とりどりのボール状に 咲く花を楽しむことができます。 主に鉢植えで長く楽しめますが、切り花にしたり、生け花での利用もふえています。 まったく形状の異なるエピデンドラムも多数ありますが、 リードステムタイプ以外は原種ランとして分類され、エピデンドラムといえば株の頂部 にボール状の花を咲かせるものとして知られるようになっています。 |