アオツヅラフジ

分類体系ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属
原産地
開花時期7 - 8月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
緑色の細いつるは、枝分かれしながら左から右巻き方向に他の物に巻きついて
長さ2m以上にも伸び、若いつるは細かい毛が密生するのが特徴である。
つるはオオツヅラフジほど太くはならず直径1cmほどまで生長し、秋になると
つるの芯がしまって緑色から紫黒色へ変色する。

葉は互生し、形は全縁で、卵型あるいは広い卵型ないし心臓型をしており、
多くは葉先が丸く浅く3裂することもあり形にはバラエティがある。
長さは6cm前後で、オオツヅラフジと比較して大きくならず葉柄も短い。
表面は少し光沢があり、短毛が密生。葉脈は基部からの主脈が目立つ。

雌雄異株。夏にかけて円錐花序が枝先と葉腋から出て、淡黄色ないし
黄白色の小さな目立たない花を多数つける。
萼片と花弁がともに6枚ずつあり、萼片は、外側に小さい萼片が3枚、内側に大きい
萼片が3枚つく。花弁は先端が2裂し、萼片よりも短い。雄花は6本の雄しべ、
雌花につく雌しべの柱頭は6個ある。

果実は核果で、秋に6 - 8mmの球状の果実が房状に結実し、晩秋のころ、
ブドウのように緑色から青く熟して目立つようになるが有毒である。
熟すると表面はやや粉白を帯び、つぶすと紫黒色の汁が出る。
果実の中に直径4mmほどの核(種子)が1個入り、形は扁平で円くカタツムリの殻を
思わせる(英語名の由来)。

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