アカバナソバ

分類体系タデ科ソバ属
原産地中国の雲南省やヒマラヤ
開花時期9〜10月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
別名を赤蕎麦(アカソバ)や紅花蕎麦(ベニバナソバ)ともいう。
これを信州大学の氏原暉男さんが1985年にネパールから持ち帰って育種し、
高嶺ルビー(タカネルビー)と名づけ品種登録したものが各地で植えられている。
草丈は50センチから80センチくらいである。茎も赤い。
葉は三角形で、互い違いに生える(互生)。

茎先や葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、
赤やピンクの花をつける。
5枚の花弁のように見えるのは萼片である。
食用にもなるが、主として観賞用に利用されている。
咲きはじめは淡い紅色だが、気温が低くなるにつれて色が濃くなる。
花の後にできる実は三角錐状のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が
種子のように見えるもの)で、黒褐色ないし銀灰色に熟する。
花言葉は「あなたを救う」である。
俳句では「蕎麦」「蕎麦の花」が秋の季語である。
属名の Fagopyrum は「Fagus(ブナ属)+pyros(穀物)」からきている。
三稜のある実がブナの実に似ていることから名づけられた。
種小名の esculentum は「食用になる」という意味である。
植物名というのではなく一般名なので、学名としては蕎麦(ソバ)と変わらない。

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