さし木1 挿し穂を用意する
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さし穂に選ぶ枝は先端に新芽の付いているものが失敗しにくいです。
また、あまり間延びしているものやひょろひょろしているもの、葉の色が悪いものなど
は避けて、元気で比較的に茎が太くがっしりとしたものを選びましょう。
先端から開いた葉っぱ4〜5枚を目安に数センチの長さになるように切ります。
このように先端の芽をさし穂に使う方法を「天ざし」といいます。
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さし木2 余分な葉を切り落とす
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土に挿す部分になる下の方の葉を落とします。
手などでは摘みにくいのでカッターナイフなどの刃物を使って、イラストのように茎の
付け根の部分から落とします。
さし穂にする時点で開いている葉っぱが3枚くらいが目安です。
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さし木3 切り口を切り直す
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土に挿す部分の切り口をそぐようにくさび形に切り直します。
このとき茎の切り口から水分がたくさんでてくるようでしたら、日陰の場所で切り口の
表面を乾かします。一日くらい乾かせば大丈夫でしょう。
切り口を乾かすのは土に挿したときその部分から腐ってくるのを防ぐためです。
もし用意できるのであれば切り口に発根促進剤をまぶしておきます。
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さし木4 大きな葉をカットする
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特に必要な作業ではないのですが、葉が比較的大きな場合は葉を半分くらいに切ります。
葉が大きすぎるとそこから水分が蒸発して発根に必要な水分を保てないからです
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さし木5 土に挿す
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土に挿します。この際使用する土は赤玉土の小粒とバーミキュライトを等量混ぜた
ものか市販の「さし芽・タネまきの土」を使用します。
土を湿らせてから割り箸などで土に穴を開けさし穂を挿します。
日陰で乾かさないように管理すると、うまくいくと2〜3週間で発根します。
土に挿す深さは一節分(下の葉からすぐ上の葉までが一節)くらいです。
あまりぐらぐらして不安定なようでしたら、挿す際に鉢のフチにもたれかけさせるよう
に鉢のフチに沿って挿します。
小さめの鉢を用意して1鉢に1本ずつ挿しても良いでしょう。
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