分類体系 | ユリ科ホトトギス属の多年草 |
原産地 | 台湾 |
開花時期 | 9月〜10月 頃 |
新しい分類体系(APGIII)でユリ科は従来よりも狭い範囲となったが、ホトトギス属は 引き続きこの科に含まれる。 また、園芸品種として栽培される。 分類上は台湾杜鵑草(タイワンホトトギス)の変種とされている。 匍匐性で、茎が地面を這う。 ただし、YListなどは両者を区別しない立場をとっている。 草丈は60センチから110センチくらいである。 葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、つけ根は茎を抱く。 花茎を枝分かれさせて、その先に淡い青紫色をした小形の花を上向きにつける。 花被片は6枚で斜めに開く。 花被片の色は淡い紅色で、赤紫色の斑点が入る。 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 属名の Tricyrtis はギリシャ語の「treis(3)+cyrtos(曲)」からきている。 3枚の外花被のつけ根の部分が袋状に曲がっていることから名づけられた。 |