分類体系 | イネ科ススキ属 |
原産地 | |
開花時期 | 頃 |
高さは1から2m。地下には短いがしっかりした地下茎がある。 そこから多数の花茎を立てる。葉は細長く、根出葉と稈からの葉が多数つく。 また、ケイ酸を多く含むため堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、皮膚が傷つくこと がある。 夏から秋にかけて茎の先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。 花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、 穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。 花穂はオギ(荻)に似ているがススキは株立ちになっており区別できる。 日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息している。 夏緑性で、地上部は冬には枯れるのが普通であるが、沖縄などでは常緑になり、 高さは5mに達する。その形ゆえに、たまにサトウキビと勘違いする観光客がいる。 国外では朝鮮半島・中国・台湾に分布するほか、北米では侵略的外来種として猛威を ふるっている(日本にセイタカアワダチソウが侵入したのと逆の経路で伝播)。 |