すすき

分類体系イネ科ススキ属
原産地
開花時期
* * * * * 特徴 * * * * *
高さは1から2m。地下には短いがしっかりした地下茎がある。
そこから多数の花茎を立てる。葉は細長く、根出葉と稈からの葉が多数つく。
また、ケイ酸を多く含むため堅く、縁は鋭い鉤状になっているため、皮膚が傷つくこと
がある。 

夏から秋にかけて茎の先端に長さ20から30cm程度の十数本に分かれた花穂をつける。
花穂は赤っぽい色をしているが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、
穂全体が白っぽくなる。種子は風によって飛ぶことができる。
花穂はオギ(荻)に似ているがススキは株立ちになっており区別できる。 

日本には全国に分布し、日当たりの良い山野に生息している。 

夏緑性で、地上部は冬には枯れるのが普通であるが、沖縄などでは常緑になり、
高さは5mに達する。その形ゆえに、たまにサトウキビと勘違いする観光客がいる。
国外では朝鮮半島・中国・台湾に分布するほか、北米では侵略的外来種として猛威を
ふるっている(日本にセイタカアワダチソウが侵入したのと逆の経路で伝播)。 

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