分類体系 | シダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属 |
原産地 | |
開花時期 | 頃 |
日本では全国の北海道・本州・四国・九州に分布する。 市街地周辺から農耕地帯に広く分布し、山地、原野、野原、荒れ地、畑、土手、 道ばたなど日当たりの良い酸性のやせた土地を好み、大小の集団をつくって群生する。 浅い地下に地下茎を長く伸ばして、節から地下茎を出してよく繁茂する。 生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草である。 地下茎から地上へ出る胞子茎と栄養茎に分かれ、栄養茎をスギナ、春(3 - 4月)に 出現する胞子茎をツクシ(土筆)と呼び、ツクシの方は食用もされる。 ツクシは淡褐色の円柱形で中空、ハカマといわれる葉の変形物がつき、てっぺんに胞子穂がついている。 ツクシが胞子を放出したあとは、胞子茎は枯れてしまう。 栄養茎は緑色で、節に鞘状の変形葉がつき、枝が輪生する。 地下茎は地中で長く伸び、畑を耕して切断されても再生することができるので、 人間の手による除去は困難である。 春、根が深いことから、「地獄草」の別名を持つ。 |