分類体系 | シソ科シソ属|
原産地 | ヒマラヤやビルマ、中国中南部 |
開花時期 | 頃 |
日本には中国から伝わったとされ、縄文時代の遺跡からもシソの種実が出土しているが、 本格的な栽培は平安時代から始まったとされている。 古名をイヌエといい、イヌは似て非なるものの意味で、エとはエゴマのことを指し、 エゴマに似るがエゴマとは異なる植物という意味で呼ばれたものと考えられている。 葉の色によって赤ジソ・青ジソに大別され、葉のしわが多いものはチリメンジソと よんでいる。 一年草で、茎は四角形で直立し高さ1 m程になる。葉は対生につき、長い柄があり、 広卵形で先端は尖り、縁には鋸歯があって緑色または赤みを帯びる。 品種によっては葉が縮れる場合もある。 花序は総状花序で、白から紫色の花を多数つける。 芳香のないエゴマは近縁種で、互いに交雑しやすい。 独特の香りのため本来は虫がつきにくいが、ハスモンヨトウやベニフキノメイガ、 ヨモギエダシャク、ミツモンキンウワバなどの幼虫は葉を好んで食べるため、 栽培に当たっては注意が必要。また、ハダニやバッタも害虫となる。 |