サンショウ

分類体系ミカン科 サンショウ属
原産地北海道から屋久島 朝鮮半島の南部
開花時期4月〜5月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
雌雄異株。
落葉樹林に自生する落葉低木であり、乾燥や夏季の日差しに弱く、半日陰の湿潤な地勢を好む。
樹高は3m程、大きなものは5mになる。
枝には鋭い棘が2本ずつ付く。
突然変異で棘のない株(実生苗)が稀に発生することがある。
棘のない実山椒(雌木)として但馬国の朝倉谷(兵庫県養父市八鹿町朝倉地区)原産の
「朝倉山椒」が有名だが、日本各地に棘のない山椒の栽培が見られる。
実が成るのは雌株のみである。

葉は互生、奇数羽状複葉。長さ10〜15cmほど。
5〜9対の小葉は1〜2cmの楕円形で縁は鋸歯状。裏は表に比べ白っぽい。
葉には油点と呼ぶ物があり、つぶすと芳香を放つ。
油点は細胞の間に油が溜まったもの。
太陽に透かして見ると透明に見えるので明点とも言う。
雄花は「花山椒」として食用にされ、雌花は若い果実、または完熟したものを利用する。
果実の直径は5mm程度。
はじめ緑色であるが9月〜10月ごろに赤く熟し、裂開して中の黒い種子が出てくる。
雌花には二本の角のような雌しべが突きだす。

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