分類体系 | バラ科サクラ属の落葉小高木 |
原産地 | |
開花時期 | 10月から4月 頃 |
十月桜(ジュウガツザクラ)と同様に秋から冬、早春にかけて咲く。 ただし、十月桜(ジュウガツザクラ)は一重だが、子福桜(コブクザクラ)は八重咲きである。 原木は熱海市の石井さん宅にあり、遺伝研の研究者によって発見された。 名の由来は、普通八重咲きは結実しにくいが、一つの花に複数の雌しべがあるために 複数の実をつけるというところからきている。 樹高は2メートルから7メートルくらいである。 葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁には切れ込みの深い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。 葉の表面には疎らに毛が生える。 葉の裏面の色は淡く、短い毛がたくさん生える。 花径は2、3センチで小ぶりである。 花弁数は20枚から30枚である。 花の色は白く、散り際に紅色を帯びる。 花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。 |