コブクザクラ[子福桜]

分類体系バラ科サクラ属の落葉小高木
原産地
開花時期10月から4月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
十月桜(ジュウガツザクラ)と同様に秋から冬、早春にかけて咲く。
ただし、十月桜(ジュウガツザクラ)は一重だが、子福桜(コブクザクラ)は八重咲きである。
原木は熱海市の石井さん宅にあり、遺伝研の研究者によって発見された。
名の由来は、普通八重咲きは結実しにくいが、一つの花に複数の雌しべがあるために
複数の実をつけるというところからきている。
樹高は2メートルから7メートルくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には切れ込みの深い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
葉の表面には疎らに毛が生える。
葉の裏面の色は淡く、短い毛がたくさん生える。
花径は2、3センチで小ぶりである。
花弁数は20枚から30枚である。
花の色は白く、散り際に紅色を帯びる。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、少し結実をする。

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