多年草。 冷温帯のブナ林樹林下・林縁に生育する。岡山県では、脊梁山地に生育する。 匍匐茎はないので大きな株を作って生育する。葉の幅は比較的幅広く、 林床に生育するスゲとしては、株を作ることもあって ミヤマカンスゲやオクノカンスゲとともに目立つスゲの1つである。 葉の幅は4〜7mmで、断面はゆるやかなV字型あるいは凹型であって、 三脈が認められない点と硬くて光沢がある点で、 ミヤマカンスゲやオクノカンスゲとは区別できる。