カクレミノ[隠蓑]

分類体系ウコギ科カクレミノ属の常緑亜高木
原産地関東地方以西〜九州の湿り気のある照葉樹林内に生える
開花時期6月-7月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
海岸近くに多い。ほうきを逆さにしたような樹形になり、高さ3〜8mになる。
樹皮は灰白色。なめらかで、丸い小さな皮目がある。
本年枝は緑色。葉は互生。枝先に集まってつく。葉身は長さ7〜12cm、幅3〜8cm。
若木の葉は深く3〜5裂するが、成木では菱形状広卵形または広卵形で、切れ込みはない。
先は短くとがり、基部は広いくさび形、ふちは全縁ですこし波打ち、顕著な3脈がある。
質は厚く、表面は光沢がある。両面とも無毛。葉柄は長さ2〜12cm、赤紫色を帯びる。
秋から冬にかけて、下部の葉は黄色くなって落葉する。
個体によっては花のつかない枝の葉が3裂し、花をつける枝では切れ込みのない葉も見られる。雌雄同株。
枝先に球形の散形花序を1個または2〜3個だし、淡黄緑色の小さな花を15〜40個つける。両性花だけつく花序と、雄花と両性花が混じる花序がある。
花柄は長さ4〜7cm。雄しべは5個、花柱は4〜5裂する。果実は液果。
長さ約1cmの広楕円形で、10〜11月に紫黒色に熟し、先端に花柱が残る。
種子は2〜5個、ゆがんだ長楕円形で長さ6〜7mm、背面に稜が3個ある。花期は7〜8月。
 冬芽は扁平な三角形。(樹に咲く花)
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