ホウキギ(コキア)

分類体系アカザ科コキア属
原産地南ヨーロッパ
開花時期8月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
春にタネをまくと晩秋に枯れる一年草です。
枝を束ねてホウキに利用していたことからホウキギの和名があります。
細かく茂る茎葉が美しく、こんもりとまとまった草姿が可愛らしいです。
目や手足を付けたらなんとなくどこかでみたようなモコモコしたキャラに
なりそうです。 

夏になると茎に小花をびっしりと付けます。花には雄花と雌花があります。
花びらはなく、淡緑色の萼があります。
夏は爽やかなグリーン色の葉ですが、秋になると真っ赤に紅葉する姿が美しいです。
ひたち海浜公園・見晴らし丘のコキアの群植・紅葉は全国的に有名です。
茎も最初は緑色ですが、古くなると赤色になります。
変種のハナホウキギは全体がやや小型で、花壇の縁取りなどに向いています。
また、枝先が白く色づく「アカプルコ・シルバー」などの園芸品種があります。 

分類上、アカザ科コキア属から同科バッシア属に移されましたが、現在でも旧属名の
コキアの名前で呼ばれることが多いです。 

晩秋に株が枯れた後も、茎はタネが付いた状態で形が残ります。
強い風が吹いたときに地際からもげて、丸い塊のまま地面を転がってタネをまき
散らすことがあるそうです。

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