ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)

分類体系アヤメ科
原産地熱帯アフリカ
開花時期7月-9月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
旧属名がモントブレチアだったので、その名残で今でも通称として用いられています。

園芸で広く普及し栽培されているのは、
オーレア種〔C. aurea〕とポッツィー種〔C. pottsii〕が掛け合わさった雑種、
クロコスミーフローラ〔C. × crocosmiiflora〕と、それを元とした園芸品種群です。
一般にこの園芸品種群を指してモントブレチアと呼ぶことが多いです。

春に球根を植えると、夏〜秋に花を咲かせます。
葉は剣型で直立し、左右交互に出します。草丈は品種によってまちまちで、
40cm〜大きなもので1.5mほどになり、葉の間から花茎を伸ばします。
花茎は何本かに枝分かれして、それぞれの先端に20輪程度の花を咲かせます。
花は径3cm〜5cm、色は赤みが強いオレンジ色、黄色、濃い赤色などです。

代表的な園芸品種に深紅色のルシファー(ルキフェル)、黄色のキトロネラ、
オレンジ色に赤い模様の入るエミリー・マッケンジーなどがあります。 

属名のクロコスミアはギリシア語で「サフランの香り」という意味で、
乾燥させた花をお湯に浸すとサフランのような香りがする(らしい)ことに由来します。

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