ハス

分類体系
原産地インド亜大陸とその周辺
開花時期7〜8月 頃
* * * * * 特徴 * * * * *
地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。
草高は約1m、茎に通気のための穴が通っている。
水面よりも高く出る葉もある(スイレンにはない)。
葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる(ロータス効果)。

白またはピンク色の花を咲かせる。 早朝に咲き昼には閉じる。

園芸品種も、小型のチャワンバス(茶碗で育てられるほど小型の意味)のほか、
花色の異なるものなど多数ある。

なお、果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができる。
1951年(昭和26年)3月、千葉市にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で
発掘され、理学博士の大賀一郎が発芽させることに成功したハスの実は、
放射性炭素年代測定により今から2000年前の弥生時代後期のものであると
推定された(大賀ハス)。
その他にも中尊寺の金色堂須弥壇から発見され、800年ぶりに発芽に成功した例(中尊寺ハス)や埼玉県行田市のゴミ焼却場建設予定地から出土した、
およそ1400年から3000年前のものが発芽した例(行田蓮)もある。

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