分類体系 | |
原産地 | インド亜大陸とその周辺 |
開花時期 | 7〜8月 頃 |
地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。 草高は約1m、茎に通気のための穴が通っている。 水面よりも高く出る葉もある(スイレンにはない)。 葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる(ロータス効果)。 白またはピンク色の花を咲かせる。 早朝に咲き昼には閉じる。 園芸品種も、小型のチャワンバス(茶碗で育てられるほど小型の意味)のほか、 花色の異なるものなど多数ある。 なお、果実の皮はとても厚く、土の中で発芽能力を長い間保持することができる。 1951年(昭和26年)3月、千葉市にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で 発掘され、理学博士の大賀一郎が発芽させることに成功したハスの実は、 放射性炭素年代測定により今から2000年前の弥生時代後期のものであると 推定された(大賀ハス)。 その他にも中尊寺の金色堂須弥壇から発見され、800年ぶりに発芽に成功した例(中尊寺ハス)や埼玉県行田市のゴミ焼却場建設予定地から出土した、 およそ1400年から3000年前のものが発芽した例(行田蓮)もある。 |