分類体系 | ツツジ科 イチゴノキ 属 |
原産地 | 地中海沿岸、アイルランド |
開花時期 | 11月〜12月 頃 |
果物のイチゴのような果実をつけることから、この名で呼ばれますが、 バラ科のイチゴではなく、ツツジ科に属する常緑の木本植物です。 イチゴノキの仲間(Arbutus)には15種があり、アフリカのカナリア諸島と 南北アメリカに分布します。 本種、イチゴノキは、地中海沿岸からアイルランドに自生する小型の常緑樹で、 強い風にも耐え、またツツジ科の植物には珍しく、アルカリ性の土壌でも生育します。 アセビを大きくしたような濃い緑色の葉をもち、白い壺形の小さな花を、 晩秋に咲かせます。 果実は年を越し、翌秋に、緑色から黄、オレンジ色、赤へと変化しながら晩秋にに成熟します。 さらに、成木になると赤くなる樹皮が美しく、花と果実が少ない時期でも観賞できる、 貴重な花木です。果実は食べられますが、ほとんど味がありません。 |