バンダ

分類体系ラン科
原産地東南アジア〜オーストラリア
開花時期
* * * * * 特徴 * * * * *
東南アジアを中心として中国南部〜オーストラリアにおよそ60種が分布するランの仲間です。
主に樹木や岩肌に根を張り付かせて伸びていく着生種です。
ランを代表する8大グループのひとつに数えられます。
ラベルなどに記載する時の略号は『V.』です。

葉っぱは棒状の「棒状葉」と肉厚でやや幅のある「帯状葉」の2タイプがあり、左右交互に出しながら上に伸びていきます。
単茎性といって、基本的に枝分かれはしません(種によってはわき芽をときおり出します)。
名前はサンスクリット語で「着生する・まとわりつく」と言う意味の「バンダカ」に由来します。
棒状葉タイプは分類上、バンダとは別属のパピリオナンテとすることもあります。

花の咲く時期はまちまちですが、冬〜春、夏〜秋に集中するものが多いです。
葉の付け根あたりから花茎を長く伸ばして、その先端に中〜大輪の花をたくさん
咲かせます。
花色や花姿は種によって様々ですが最もポピュラーかつ基本なのは、花びらが大きく
開いて、青紫色の網目が縦横に走るものです。
その他にも、白、ピンク、黄色、紅紫などがあり、花の大きさは5cm〜12cmくらいです。

空中湿度と気温の高い環境を好み、通常は冬でも12℃前後の気温が必要です。
また、どんどん上に伸びていくので、一般家庭では置き場所の面でもやや育てにくい
ところもあります。 

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